
こういった疑問にお答えします。
整体業界の平均収入は300万円以下
業界の平均収入でいえば、平均300万円以下は間違いありません。
日本人の平均年収はピークはおおよそ50代です。
- 男性は650万円後半
- 女性は300万円前半
あなたの年収が平均年収のピークに近いならば、整体師になることで大きく収入が減る可能性があります。
とはいえ整体業界は低賃金な奴隷市場なのか?
と言われれば、そんな事はありません。
平均値こそ他業種に比べて低いですが、実際は稼いでいる整体師とそうでない整体師との格差が凄いあって、年収1000万近い整体師は沢山います。
業界平均はあくまで平均値。
正しい努力をして成果を上げれば収入は間違いなく上がります。
業界平均をぶち抜く3つの方法
一般的に低いとされている治療業界。
収入を上げていくには、「独立開業」が最も簡単で、そのメリットは以下の3つです。
経費の存在
独立開業をすると
「売り上げ」
「経費」
が明確な数字となります。
経費を上手く活用していくことで、年収300万円以下でも生活の質は良くなります。もちろん、何でも経費で落とそうとするブラックな方法はダメですよね。
正しい経費対策を行えばOKです。
これが自宅開業なら、さらに効果的。
様々なメリットを受けられる一方で、デメリットも大きいので十分な計画性をもって進めていくことが肝心です。
売り上げがコントロールできる
整体師は体を良くする施術を行って生計を立てます。
施術は1回ずつのお支払いでも構いませんが、回数券での販売をする方法もあります。
私の院では12回、24回、48回の回数券を販売しています。
金額にして50万円以上となることもありますね。つまり、回数券などによって単月で100万円を超えることが容易に出来ます。
これは売り上げを出したい月、コントロールしたい月を決めて目標の売り上げを出すことが出来るということです。
営業職や自分で仕事を取ってこれる職種の方、歩合制の方なら分かると思います。
数字をコントロール出来るようになれば経営はだいぶ楽になります。
人を雇える
これは成長した整体院での事例です。
人を雇用できる状況になれば以下の3つが生きてきます
- より施術に集中できる
- 他の人でも売り上げが立つ
- 自分の時間が増える
今の私の状況ですね。
こういったブログでの情報発信やコンサルティング活動ができるのもスタッフがいるからです。
人を雇用するということは、会社としての体裁も必要になります。個人事業主から法人化していくのは税制上も有利ですので、開業2~3年以内の法人化が理想です。
技術が全てではない
整体師を始めとする業界全体の収入は確かに低いです。
私も修行時代は200万円前後の薄給で苦労したのを覚えています。
その原因はただ1つ
経営者の力不足です。
ほとんどの整体院では経営能力が伴わず、売り上げが低くて従業員に還元できていません。
「腕一つでのし上がる」
「技術があれば」
という治療家さんは多いのですが、現実的に売り上げの低い院では収入は低いままです。
この売り上げを上げることが経営者としての能力の一つであり、そのスキルが足りていないから従業員にしわ寄せがいくのです。
整体師の平均年収は300万円以下は事実。
ただその一方で、数字を上げられない整体院経営者が多いことや実際は300万円以下でも生活の質が高い人もいることを覚えておきましょう。