オンラインマニュアルの使い方

このオンラインマニュアルを使って学ぶ上で、4つのポイントについて解説していきます。

答えは一つじゃない

  • 「構造医学的にはこうです」
  • 「凝りや張りは姿勢が悪いから」
  • 「腰痛は全てWBです」

こんな風に全てを決めつけることは、たとえ患者さんが良くなったとしても運任せの要素が強い。大切なのは全てに可能性を残しつつ、今打てる最善の手を選ぶことです。

そもそも他の要因、要素を消すことは自分の思考を停止することになり、自身の成長や伸びしろを阻害する可能性があります。

このオンラインマニュアルは完成形ではなく、新しい情報や勉強の中でアップデートされていく生きたマニュアルです。時代によって言葉が移り変わるように、絶対的な正解である「歩く冷やす」ですら患者さんの状態やメンタル、環境によって最前手でない場面もあります。

思考を硬直化せず、広く高い視野で考え続けられる治療家として、一緒に学んでいきましょう。

 

アウトプット

「アウトプットは最大のインプット」
という言葉示す通り、行動する、発言することで人は深く学ぶ生き物です。

特に10代、20代と違って年齢を重ねると行動が遅くなりがちです。

患者さんは練習相手じゃありません。

まず対スタッフ、対受付さん、対家族など。
誰でもいいからどんどん自分の考えたこと、学んだことをアウトプットしてください。人に教える、伝える中で、どう教えたらいいのか?どう伝えたら伝わるのか?を考えることで学びが深くなります。

先輩はアウトプットしやすい環境をつくり、後輩はその環境に感謝して準備して臨みましょう。

 

量質転化

試行回数が多いほど、品質は上がります。
失敗の数だけ成功に近づくことを、私たちは二足歩行や自転車で経験しているはずです。

失敗を恐れず、まずは量をこなして体に叩き込みましょう。

教わった面圧法、整復法、テーピングやローラーのかけ方。神経痛やスクリーニングなど、練習の量をしっかりとって最低限の自信をもって患者さんに臨む。

思い返せば、最初に診た患者さんって今よりずっとレベルが低い状態で診ていますよね。患者さんにとって同じお金を払う場面、つらい症状で悩み場面においては最高の品質を求めるのは当然です。それでもいつかデビューしなきゃいけないし、レベルが低かろうがやらなきゃいけないんです。

だから私たちは後悔してはいけない。

しっかり反省し、試行回数をたくさん増やして学び習得したものを患者さんに提供していくのです。今日より明日、明日より明後日の自分が成長してください。自分自身が一歩でも、半歩でも成長した自信をもって患者さんに当たれるから、患者さんに信頼される先生になります。

練習は嘘をつかない。

試行回数を増やして、自分を信じて患者さんを診てください。

 

60%リリース

この世界に100%は存在しません。天動説や地動説が双方が全く間違いと言えるものではないこと、完璧とも言える相対性理論に矛盾の指摘がされるように、「100%にすること」は不可能であり無理難題です。

  • 技術力を100%にしないとリピートが取れない
  • 知識を100%にしないと患者さんから信頼されない

こんな理由がまかり通らないですよね。

特に日本人は失敗を恐れる思考に陥りやすく、スタートアップや出る杭が打たれやすい特徴があります。石橋を叩いて安全かを確認するのは大切ですが、叩きまくっている間に時代は変化していきます。

この変化の激しい現代において、私たち自身の成長が早いこと、行動が早いことは絶対必須になります。特に個人技量(行動)の求められる中小零細企業であればスピードが命です。

60%リリースが問題だ!と思うなら量質転化でPDCAを回しましょうね。

 

私たちはなぜ学ぶのか?

あなたの回答をぜひお聞かせください。

共に学び、共に成長し、共に大きな夢や成果を一緒に達成しましょう。