※自律神経失調症

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整形外科的理解

なぜ自律神経失調症が起きるのか?

自律神経の場所およびその役割

自律神経の中枢は間脳系。
間脳系は周りの大脳や辺縁系との連関作業によってバランスをどう測るかという事は常にやっている。

頭仙系:副交感神経。8~9割の影響

胸腰系:交感神経。1~2割の影響

どうやって自律神経の生理性が高まるか?

各ベースが重力に対して直交する範囲内にある。

歩行により前へ推進する力が起立筋(静力学的)、椎間関節(動力学的)の潤滑圧が高まり、脊柱管内の内部圧力が高まりやすい。さらに椎間関節の役割である排熱機構の活性化にもつながる。

仙骨うなずき運動による揚水ポンプ機構の活性化

頭骨縫合の生理的な拡張・収束により頭部排熱の活性化。

精神的ストレスの排除(情報過多、人間関係など)

一般的な自律神経失調症の治療は?

検査・鑑別

構想医学的な理解

自律神経失調症の根本的な原因と診立ては?

なぜ自律神経の失調(自律神経の生理性が侵害され、非生理となっていく)が起きるのか?その単一的な原因はなく、複合要因の重なりによって自律神経の生理性が失われていくことで諸症状が出現すると考えられる。
その要因を5つにまとめる。

①姿勢不良

脳脊髄液の還流低下(および減少)で、浮力・水圧の維持が困難となり、正常な神経伝達がしづらい状況になっていきます。滞留は熱の運搬力低下を意味しており、各脊髄高位のレベルで鬱熱が起きて内臓の機能低下および亢進が起きる。

②高枕・ウレタン枕(低反発)

B2、B4に牽引力が加わり、各関節の潤滑不全、椎骨動脈を中心とした血管や神経が全周圧迫で伝達障害が起きる。
頭骨縫合の自然な拡張・収束に対して、ウレタン素材は包み込んで生理的な動きを阻害させてしまう。また断熱素材としてのウレタンは頭部排熱(縫合の動き)も抑えてしまう。

③尾骨圧迫(床座り、自転車、固いイス)

圧迫による仙骨揚水ポンプの働きが低下。熱エネルギーの蓄積により関節の潤滑効果が落ちるため、アイシング必須。尾骨圧迫の排除を必須とする。

④歩行不足

自律神経は背骨の問題だとして、生理的な捻り動作、生理荷重、各ベースの重力に応じた使い方が必要。

⑤精神的ストレスが多い(処理能力が追いつかない)

脳への血流量が多くなることが分かっています。手足の冷え、顔や頭ののぼせなど。これにより頭部に溜まった熱は脳への侵害性があり、副交感神経、交感神経の切り替えが出来なくなり、興奮状態となっていく。よって頭部冷却は必須となる。

自律神経失調症に対する施術方法は?

・スクリーニングに沿って処置。
・頭部冷却、枕・マットレスの寝具改善
・尾骨圧迫を防ぐ、座り環境の改善

運動療法

・ハイハイを中心とした四つん這い姿勢でWB、脊椎の回復→症状緩和に続けて、WB体操やボディーリフト、腕立てで荷重をかける。
・歩行必須だが、まず第1生理歩行のメンタル系でゆっくり実施。十分に時間、量が確保されてきた頃に少し強度を上げていく。

リハビリ・治療計画

その他

鑑別するべきその他の症例は?

自律神経失調症でよくある質問